音楽が嫌いな人っていないのではないでしょうか。
僕も音楽は中学校の頃にハマって、今までずっと音楽を聴き続けてきました。
音楽を聴くだけなく、ボイトレやギター、ピアノ、作曲にも取り組むくらい音楽が大好きでしたし、一生の趣味になると思っていました。
ですが色々と考えた結果、音楽を聴くのをやめました。
ちょっと怖かったんですけど、音楽を聴かなくなったことで、音楽に囚われることがなくなり、人生の視野というか前向きな気持ちになることができました。
今回は音楽を聴くのをやめた理由、やめた方法、やめてよかったことについてまとめました。
・音楽聴くのやめられない音楽中毒の人
・音楽よりも別のことに意識を向けたい人
なぜ音楽を聴くのをやめようと思ったか

一生の趣味になるだろうと思っていたほど大好きな音楽から離れようと思った理由は4つあります。
音楽から離れたかった
僕は音楽が大好きで歌も楽器も作曲もやっていましたが、残念ながら音楽の才能がありませんでした。
好きこそものの上手なれとは言いますが、楽しさよりも努力しても上達しない焦燥感であったり、自分自身に対しての失望感等の方が上回って、「何してんだろ」「このまま音楽続けてていいのか」と思い始めました。
その内、音楽が楽しくなくなってしまい、歌や楽器、作曲もやめてしまいました。
でも、音楽を聴くことだけはやめられなかったのですが、音楽を聴くことで自分の音楽の才能の無さを改めて実感させられるようで辛くて、音楽から離れたかったのです。

音楽が好きという気持ちと才能の落差が大きかったのです。。。
音楽中毒になっていた
とにかく音楽は聴き続けなければいけない、というある種の強迫観念がありました。
職場で仕事をしてる最中は音楽を聴けませんが、家にいる時や外出中は常に音楽を聴いていました。
休日、家にずっといる時は朝起きてから寝るまでずっと音楽を聴きながら生活をしていましたね。
当時は普通かなと思っていたのですが、周囲の人達の話を聞くと普通ではないらしいことに気が付きました。



当時は無音の時間が無くて、いつも音楽を聴いていましたね
思考が閉ざされていた
これは人によるかもしれませんが、音楽を聴き続けることで自分の頭で何かを考えることが出来なくなっていたように感じます。
音楽を聴いている時は、歌詞やメロディ、ギター、ドラム…色んな音を聴きとって楽しむんですけど、音楽を聴いていない時でも頭の中で音楽が自動再生されるんです。
仕事をしようとする時でも、頭の中の音楽プレイヤーが勝手に起動して音楽が鳴り続ける感じです。
そんな状態になってしまうと目の前の仕事よりも脳内再生されている音楽に気がいってしまい、仕事どころではなくなってしまうのです。
仕事だけじゃなくて、何か考え事をしようにも同じように音楽が鳴りだすこともあったり。
ひどいときは本当に音楽に支配されているような感覚でしたね。。。
過去に縛られていた
音楽で過去に縛られるってどういうこと?と思われるかもしれませんね。
僕にとって音楽は過去の思い出と強くリンクしている、いわばタイムマシンのようなものなんです。
「この曲は高校受験の時に聴いていた曲だなー懐かしいな…」
「この曲にハマって頃は勉強頑張ってたよなー」
「この曲聴きながら仕事頑張ってたけど滅茶苦茶辛かった記憶が…」
「昔仲良かった人とこのバンドについて語り合ったなぁ」
みたいな感じで、その時にやっていたことや感じたことが曲を聴くことで思い出すんですよね。



常に音楽を聴きながら生活をしていたからリンクしてしまうんだと思う
音楽を聴くことで懐かしい思い出に浸って、現実逃避をしていたのかもしれません。
音楽を聴くのをやめる方法
では実際に音楽を聴くのをやめるためにどうすればいいのか?ってことですが、下記の方法がおすすめです。
音楽を聴く時間を徐々に減らす
誰でも思いつく王道の方法ですね。
僕の場合ですが、まずは外出して移動時に音楽を聴くことをやめることから始めました。
まずは朝の通勤時間です。
いつもイヤホンをつけて音楽を聴いていたのをやめました。
その代わりに本を読んだり、哲学的な考え事や仕事のことを考えて気を逸らすようにしていましたね。
それに慣れてきたら今度は休日、スーパーやコンビニ、どこかに遊びに行くときもイヤホンは家に置いて、音楽を聴かずに移動していました。



僕はこんな感じで移動時に音楽を聴く習慣をやめることができました
ここまできたら後は流れで家にいる時間も音楽を聴かなくすることが出来ます。
最初は家にいる時、音楽を聴かない時間を設定して過ごしてみましょう。
例えば23~24時の1時間は音楽を聴かない時間にしてみて、無音の時間に慣れるのです。
慣れてきたら音楽を聴かない時間をどんどん増やしていきます。
そうすると、いつの間にか音楽から離れることが出来て、やめることが出来ます。



音楽聴くのをいきなりやめてしまうのは難しいから徐々に減らすのがおすすめ
CDや音楽再生機器を手放す
CDがあるから音楽を聴いてしまうなら、CDを手放してしまえばいいです。
そして、CDを再生してしまうなら、再生機器を手放してしまえばいいのです。



極端だと思うかもしれないけど、これが一番最適
音楽を聴きたいと思ってしまうのは、そこに音楽を再生できるものがあるからです。
なら、音楽を再生できるものを手放してしまえば、どうやっても音楽は聴けないわけですから、最も効果的ってわけです。
音楽サブスクを解約
今の時代だとCDよりもSpotifyのようなストリーミングで音楽を聴いてる人の方が多いかもですね。
毎月少しの課金で一生では聴きけれないほどの音楽に触れることが出来る音楽サブスクは音楽中毒を加速させる要因と言っていいでしょう。
解約すればその分のお金も浮きますし、音楽に囚われていた時間も減っていいこと尽くめと思えば、案外サクッと解約出来ます。
youtubeを開かない
音楽サブスクではありませんが、youtubeも極力開かないようにしたほうが良いです。
youtubeにも沢山の音楽がアップロードされていますし、ライブ映像から素人のカラオケ音源などありとあらゆる音楽に溢れているからです。
youtubeで1つ音楽を聴くと関連動画におすすめの楽曲がズラッと並んで、そこからまた別の音楽を聴いてしまい、更に音楽中毒を加速させてしまいます。
ただ、youtubeを開かないっていうのは無理があるかと思います。
なので、音楽動画を片っ端から「興味なし」や「チャンネルをオススメに表示しない」を選んで排除していくのもアリです。



僕も音楽系の動画は見つけ次第、「興味なし」にしています笑
音楽を聴かなくなって良かったこと
音楽を聴かなくなったことで人生の視野が広がった、と記事タイトルにある通りで、大きく下記2点の利点を得られたと思っています。
目の前のことに集中出来る
僕は作業をする時音楽を聴きながらだと集中出来ない人間でした。
音楽中毒だったので、どうしても音楽を聴きながら作業をしたいというか、音楽を聴かなければいけないという強迫観念もあったので、中々やめることが出来なかったんです。
でも、徐々に音楽を聴かなくなっていけたので、作業中も無音の状態で取り組むことが出来て、作業効率がかなり上がりました。
ボーッとする時間が減る
音楽を聴きながら寝っ転がってぼーっとするのが好きでしたが、そういった無駄な時間も劇的に減りました。



音楽を聴きながらだと、本当に無限にぼーっとできるし、時間もとんでもないスピードで溶けていく…
単にぼーっとする時間は体や脳を休めるための必要な時間なので、完全に失くすことは出来ませんが、「音楽を聴く」という行為を抜くだけでも、その時間を減らすことは容易です。
音楽は良いモノだけどハマりすぎないようにしよう
音楽を聴くだけでもとても良い気分転換にもなりますよね。
落ち込んでいる時も自分の好きな曲やテンションの上がる曲を聴くことで、また頑張ろうと前向きな気持ちになれます。
でも、僕のように音楽に人生を支配されそうになったり、生活に影響が出たりすることもあるので、そうならないように適度に楽しむべきです。
僕は音楽を聴くことやめましたが、今でも大好きなのに変わりはありません。
今後一切音楽聴きませんってわけじゃないし、そこまで極端にする必要もないです。
たまーに音楽聴くかぁぐらいの気持ちでいるのが一番良いかなと感じてます。